第二次格闘技ブームの最中とも言える昨今。
ベテラン格闘家が繋いだバトンを受け取り、このブームを牽引している選手たちの中に、スターまで駆け上がっていった選手が出てきていますね。
堀口選手はその実力から、世界に名を馳せ、朝倉兄弟は正にスター街道まっしぐら!といった印象でしたね。
このブームが長く続くことを、強く願っていますが、そのためには新たなるスターの誕生は欠かせません。
今回は、スター候補である「平良 達郎」選手を紹介したいと思います。
目次
平良選手の経歴紹介
まずは期待の新星、平良選手のプロフィールと格闘家としての経歴を紹介したいと思います。
wiki的プロフィール
名前;平良 達郎(たいら たつろう)
生年月日;2000年1月27日
出身;沖縄県那覇市
身長;170cm
体重;56.7kg(フライ級)
所属;theパラエストラ沖縄
通称;スーパーノヴァ(超新星)
格闘家としてのきっかけ
格闘技を始めたきっかけは、平良選手のお兄さんらしいです。
高校まで野球をしていた平良選手は、お兄さんがtheパラエストラ沖縄にてキックボクシングを習っていたことに影響され、自身もジムへ通うことに決めます。
格闘技を始めたタイミング自体は、割と遅めな印象ですね。
それまでは休み時間で同級生とプロレスごっこ位しか経験が無かった、ごく普通な学生だったそうです。
その後、柔術やキックボクシングの試合を経験し、九州アマチュア修斗選手権へ参戦。
見事優勝を果たし、プロへ昇格します。
ちなみに初参戦で優勝しているため負けなし。
10戦10勝無敗の成績でプロになっています。
プロデビュー 「無敗のチャンピオン」の誕生
無敗の成績でプロ昇格を果たした平良選手。
実はプロ昇格後も無敗のままでチャンピオンになっています。
プロデビュー戦となった新人王決定トーナメントでは、2戦とも1R 1本勝とその実力で圧倒しフライ級新人王を獲得。
無敗のまま迎えた、プロ9戦目にてタイトルマッチ。
この試合も1R 1本勝にて勝利し、修斗フライ級チャンピオンの座に輝きます。
しかも21歳の若さで王者となっています。
総合格闘技で敗けた経験が無いのも凄いですが、恐ろしいのはその勝ち方にあると考えます。
2021年12月時点のプロ戦績は10戦10勝無敗。
そのうち判定はたったの2回。
また7勝は1Rで勝利を収めています。
この戦績は恐ろしい内容です・・・
また、格闘技に注力するために、大学を辞めることを決意。
親や周囲の反対を押し切ったうえでの判断だったようです。
ここまで圧倒的な実力を魅せても、親から見れば子供の将来について不安を感じるものなのでしょうね。
平良選手ってどんな格闘家?
上述で、その戦績からとんでもない実力の持ち主であることは明らかですね。
実は堀口選手が次世代のスター選手として真っ先に名前を挙げたことで、今まさに注目が集まっている選手なのは間違いないです!
堀口選手が元々修斗出身であるという共通点も、格闘家ファンとしては不思議と嬉しさを感じます。
では、どのような点で優れているのか?どういう選手なのか?
深堀してみましょう。
総合格闘技で大事なのはやはり「総合力」
昨今の総合格闘技界を観るに、立ち技で!とか寝技に持ち込む!といった選手より、どちらもできて、どのような戦況でも対応できる選手が強いシーンが目立っているように思います。
そんな平良選手の目指す選手像が正に「なんでもできる選手」です。
ストライカーにも撃ち勝ち、グラップリングでも極めれる選手。
KO勝3回、一本勝5回という戦績からも、平良選手は理想へ近づいていることが分かりますね。
平良選手の今後を予想します!
まさに期待の「超新星」である平良選手。
今後の展望が気になって仕方ないですね。
最後に、これから平良選手がどのようなキャリアを歩むことになるのか、予想してみたいと思います。
第一目標は「海外進出」!
UFCへの挑戦が平良選手の第一目標で、自身も熱烈アピールをしています。
その第一歩がVTJへの参戦のようです。
平良選手として、国内の選手と試合をしてもUFCへのアピールにならないと考え、少しでもUFCにつながるために、海外の選手との試合を強く望んでいます。
2021年11月6日に行われたVTJ2021は、平良選手の世界への第一歩となりました。
対戦相手は、南米チリのMMA王者アルフレド・ムアイアド選手です。
Mono Con Navaja(カミソリ猿)の異名を持つ、打撃がウリな選手に対しカウンターを決めた後、しっかりと一本勝を収め、世界へのアピールを成功させています。
試合後も、UFCへの挑戦へ向けてこれからも海外の強豪選手に勝ち続けることをアピールしています。
RIZINへの参戦はしないの?
気になるのは、日本で盛り上がりを見せているRIZINへの参戦です。
平良選手的には乗り気で無いようで、なによりUFCへの最短ルートを通りたいという思いが第一にあるからのようです。
また、階級で見た場合、RIZINへ参戦した際にバンタム級へ転向する可能性も懸念しており、自信のあるフライ級でのUFC挑戦が困難になることを回避したい思いもあるそうです。
ただ、主戦場とはしないものの、参戦できることは嬉しく思っているようなので、UFCに行く前の平良選手の試合を国内で観れるかもしれませんね。