2021/9/19 RIZIN30.にて朝倉 海選手との対戦が決定したアラン”ヒロ”ヤマニハ選手。
youtubeでも勝敗予想が多く投稿されたり等、今話題沸騰中の選手です。
アランヒロヤマニハ選手とは一体どんな選手なのか?
総合格闘技のこれまでの戦績や、柔術家ということで朝倉未来をKOしたクレベルコイケとの関係も気になるところですね。
今回はそんな今注目の【ボンサイ柔術第4の男】に迫ります。
目次
アラン”ヒロ”ヤマニハ選手のwiki的プロフィール!

アラン”ヒロ”ヤマニハ選手のWiki的プロフィール!
名前:アラン”ヒロ”ヤマニハ
出身地:ブラジル サンパウロ
誕生日:1986年4月4日
身長:166cm
所属:ボンサイ柔術
趣味やその人の特徴等:ボンサイ柔術第4の男
格闘家としての経歴
ヤマニハ選手は、ミノタウロやヴァンダレイ・シウバに憧れ、総合格闘技を始めようと決意したそうです。
しかし、MMA専用の練習場が無かったため、ヤマニハ選手は柔道を選ぶことになります。
この時に柔術の練習と並行してムエタイも初めており、最終目標は憧れのMMAであることはには変わりなく、格闘家としてのキャリアを積んでいたそうです。
柔術を主軸としながらも、立ち技を得意とするオールラウンダーなファイティングスタイルは、このバックボーンに由来しているのかもしれません。
なぜ日本へ?
ヤマニハ選手は、ブラジルの高校を卒業後、出稼ぎのために来日したそうです。
様々な職歴を踏みながら、格闘家としての練習を続けていましたが、リーマンショックの影響で仕事が激減し、生活が苦しくなったそうです。
ただ、そんな辛酸を舐める状況においても、ヤマニハ選手は、ホベルト・サトシ・ソウザ選手、クレベル・コイケ選手と同様にブラジルには帰らず、日本で格闘技を続ける道を選択しました。
ボンサイ第3の男?第4の男?問題

ヤマニハ選手の異名となっている「ボンサイ第4の男」は、記事によっては「ボンサイ第3の男」となっている場合があります。
このブレは一体何なのか?以下のように推測します。
・第3の場合
第1;サトシ選手 第2;クレベル選手 第3;ヤマニハ選手
・第4の場合
第1;マウリシオ・ソウザ選手(サトシ選手の兄) 第2;サトシ選手 第3;クレベル選手 第4;ヤマニハ選手
上記の通り、サトシ選手の兄であるマウリシオ選手をカウントしていないパターン?があるように思います。
アランヒロヤマニハの戦績は?
獲得タイトル
ヤマニハ選手はDEEP名古屋大会でプロデビュー後、いくつかの団体を渡りあるき、15年からパンクラスを主戦場としています。
初戦は判定で敗れたものの、持ち味のグラウンド能力とグラップラーとは思えない
打撃力を振るい、見事パンクラスバンダム級1位を獲得して、その強さを証明しています。
戦績
戦績;29戦17勝8敗4分
※調査しましたが、パンクラスやライジン公式サイトでの戦績数にバラつきがありました。
更新が止まっている?のか情報が間違っている?のか。調査しましたが不明でした・・・
直近ではRIZIN29バンタム級トーナメント1回戦にて倉本一真選手を判定で下し、2回戦へ勝ち進んでいます。
アランヒロヤマニハとクレベルコイケの関係は?
同じボンサイ柔術の一門
クレベル選手は、ヤマニハ選手と同様に、14歳の時に出稼ぎで来日しており、また出身地もブラジルのサンパウロと一致しています。
同じ境遇の中、格闘家として成功を目指す関係のため、同門の仲間以上の家族のような絆があるのかもしれません。
柔術界の鬼神
クレベル選手の異名である「柔術界の鬼神」は、上述する通り、バックボーンに柔術を持つ極めの力と技術の非常強い選手です。
もちろん柔術時代の戦績も素晴らしいもので、数々のメダルを取得しています。
以下に簡単にまとめます。
2012年 世界柔術選手権 銅メダル
2012年 ヨーロッパ柔術選手権 金メダル
2013年 ワールド・プロフェッショナル柔術選手権 銀メダル
2017年 アジア柔術大会 銅メダル
2019年 〃 銀メダル
ヤマニハ選手はクレベル選手の弟分?
クレベル選手のyoutubeチャンネルにて、二人の面白い関係性が垣間見える動画があります。
その動画ではクレベル選手がRIZIN29の勝敗予想を行う趣旨の動画なのですが、この動画内で「ヒロは自分の弟」と発言するシーンがあります。
シーンの流れとしては、RIZIN29で対戦する倉本選手とヤマニハ選手の勝敗予想をする際に、倉本選手が前大会で勝利しつつ、同じ控え室だったクレベル選手から見て、倉本選手はとても優しい人だったが、自分の弟分であるヒロが勝つに決まっている。といった内容でした。
しかし・・・
ヤマニハ選手の生年月日;1986年4月(35歳)
クレベル選手の生年月日;1989年10月(32歳)
ヤマニハ選手の方が年上なんですよね笑
これは、明確な入門時期までは調査で断定できなかったため、憶測ですが、クレベル選手の方が年下だが、入門が先だったため兄弟子にあたるのでは無いか?
と推測しています。
上記推測が外れていたとしても、年齢を気にせず冗談が言い合える、本当の兄弟のような関係であることが見えてきます。
アランヒロヤマニハの柔術の道場はどこにある?
グレイシーの系譜 ボンサイ柔術
ボンサイ柔術はRIZINで活躍するホベルト・サトシ・ソウザ選手の父、アジウソン・ソウザがブラジルで立ち上げたアカデミーが始まりです。
この父が、グレイシーの系譜から帯を取得しているため、ボンサイ柔術もグレイシーの系譜となります。
そして、2004年にサトシ選手の兄であるマウリシオ・ソウザがボンサイ柔術の道場を開設することとなります。
ボンサイ柔術道場の所在
ボンサイ柔術道場は静岡県磐田市にあります。
磐田は「いわた」と読みます。土地名難しいですね。
諸事情により半年程度で第一号間とは別の場所になったそうですが、同じ磐田市内となっています。
RIZIN30は朝倉海選手との弟対決?
海選手とヤマニハ選手の共通点

朝倉海選手の兄である朝倉未来選手は、クレベル選手に敗北を喫しています。
また、先述した通り、クレベル選手はヤマニハ選手のことを「弟」と明言しています。
そもそもRIZINバンタム級トーナメント2回戦は抽選を行わず、大会運営側が対戦相手を決定しているため、一般的にこの試合は「兄が負けたボンサイ柔術との闘い」という演出に見えていると思いますが、ここまでヤマニハ選手を調べた自分には
「RIZIN29で激戦を繰り広げた兄たちの意思を引き継ぐ弟たちの戦い」に見方が変わり、
益々試合へのワクワク感が高まってきています。
このように、選手たちの背景を知ることで、一つ一つの試合に深みが増し、楽しみが増えるのも格闘技観戦の醍醐味ですよね。