ボクシング

井岡一翔のタトゥー問題は何が原因?JBC側にも問題があった?

昨年末、WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチがありました。王者の井岡一翔(いおかかずと)選手が、田中恒成選手をTKOで下し、防衛に成功しました。

 

この試合は日本ボクシング年間表彰で年間最高試合に選ばれるほど素晴らしい試合でした。

 

しかし、後々、井岡一翔選手のタトゥーに注目が集まり始め、試合内容よりも大きな話題に発展しています。

 

今となっては、様々な分野の人が色々な意見を発信しており、混迷を深めてきています。そもそも何がそこまで話題を呼んでいるのかよく分からなくなっている人もいるのではないでしょうか。

 

今回は井岡選手のタトゥーの話題について整理していきたいと思います。

井岡一翔はいつからタトゥーを入れている?その意味は?

「井岡一翔」の画像検索結果

出典:東スポWeb

井岡選手は2017年にWBA世界フライ級王者として5度目の防衛を果たした後に一度引退しています。翌年にアメリカで復活しますが、その時点で上腕部内側に英字のタトゥーを入れていました。そして脇腹、前腕部、肩から上腕部にかけてと徐々にタトゥーを増やしていきました。

 

井岡選手が入れているタトゥーの中で目立つものをピックアップしてみました。

「井岡 一 翔 タトゥー」の画像検索結果

出典:dmenuニュース

・上腕部内側の英字

Thought is the blossom
language the bud
action the fruit behind it

(訳)
思いは花であり
言葉は芽であり
その後に行動という実をつける

読み取りづらいですが、これはアメリカの哲学者、ラルフ・ワルド・エマーソンの言葉が刻まれているようです。

 

「井岡 一 翔 タトゥー」の画像検索結果

出典:@niftyニュース

・上腕のライオン

ライオンのタトゥーは権威、威厳、支配などを意味しています。

・脇腹の漢字

磨永翔という3文字が入っていますが、井岡選手の長男のまなと君の名前の漢字です。

 

「ボクシング 井岡 刺青」の画像検索結果

出典:Sponichi Annex

・前腕部の英字

英字は読みにくいですがグラフィティーアートのようなデザインで大きくFreedomと刻まれています。日本語で自由という意味ですが、誰にも束縛されず主義、主張、を表現できる状態のことを指します。

 

タトゥーに用いられているデザインにはひとつひとつ意味があり、井岡選手のタトゥーからは誰にも縛られず自由でいたいという意志と、王者のプライド、そして覚悟を感じます。

井岡一翔のタトゥーが大きな話題となったのはなぜ?そもそもの原因は?

井岡選手のタトゥーに関しては様々な人が意見を発信しており、井岡選手のことやJBC(日本ボクシングコミッション)のルールに関係なく、タトゥー自体の良し悪しの話題になってしまったりと混沌とした様相を呈してきています。

 

そもそも、波紋を呼んだ原因は何だったのでしょうか。

 

まず、日本で行われるプロボクシングの試合は、世界戦も含めJBCの管理下で行われます。そしてJBCルールには次の一文が記載されています。

 

 

第95条(欠格事由)
次の各号に該当するボクサーは、試合に出場することが出来ない。
②入れ墨など観客に不快の念を与える風体のもの。

引用:一般財団法人日本ボクシングコミッションルール

 

考えや価値観の多様化、そしてグローバル化する現代社会において、入れ墨が必ずしも観客に不快の念を与えるかどうかは判然としませんが、井岡選手がこのルールに抵触しているのではという外部からの問い合わせがあり、徐々に大きな話題となっていきました。

井岡選手側だけじゃなくJBC側にも問題があった?

井岡選手側の問題としては、前述の入れ墨に関するルールを知りながらタトゥーを露出させた状態で堂々とリングに上がったことですね。

 

井岡選手は「現役の世界王者としてタトゥーの印象を変えたい」といった考えがあったようです。

 

何か制度を変えるためには誰かが強硬手段に出るという手も時には有効ですが、今回の井岡選手の行動は非難の声もあり、賛同は得られませんでした。日本でもタトゥーへの偏見は少なくなってきてはいるので、事前に考えを発信しておいた方が支持が集まりやすかったのではないでしょうか。

 

そして、井岡選手のタトゥー問題はJBC側にも落ち度があったと思われます。

 

今回の井岡選手の試合は世界戦だっため、陣営の控室には少なくとも1人はJBCの担当者が居たはずです。その人がOKを出したため井岡選手はリングに上がれたことになります。

 

井岡選手としては、JBC側の了承を得たことが、後から問題だと言われてしまっては、罠に嵌められたような気持ちになってしまうのではないでしょうか。

 

テレビ放映が決まっていたため、その時にタトゥーを咎めることはできなかったかもしれません。しかし、試合後すぐにでもJCB側が何か声明を発表していれば、論争を最小限にとどめることができたのではと考えます。

井岡一翔のタトゥー問題まとめ

今回のタトゥー問題は井岡選手側にも、JBC側にも落ち度がありました。

 

井岡選手は、まずルールを守って試合をしてから、入れ墨に関するルールの改正を働きかけた方が、意思表示の仕方としてはスマートだったのではないかと思います。

 

JBC側としては、入れ墨に関するルールは外国人は適用外となっており、ダブルスタンダードになってしまっている点が疑問視されています。今となっては、時代にそぐわない古い考えのルールだという意見も多くあります。

 

グローバル化が進み、日本人の考え方も変化し、タトゥーに寛容な考えを持つ人はかなり増えてきました。一般人でもファッションでタトゥーを入れる人は増加しています。その一方で、タトゥーに抵抗を感じる人がまだまだ多いのも事実です。

 

タトゥーは自己表現の手段のひとつとして誰にも咎められるものではないと思います。しかし、まだ難色を示す人も多い日本では、多くの人の目に触れる場合は、隠すなどの気遣いがあった方が良いのかもしれません。

 

今回の件であれば、井岡選手はルールへの意識以上に、タトゥーに抵抗がある人を気遣う姿勢を示すことができていれば、もっと多くの支持を得られたかと思います。

 

JBC側としてもボクシングは国際的なスポーツなので、時流を鑑みて柔軟な対応をしていく方向に改善が進めば、より良くなっていくのではないでしょうか。

 

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