2020年12月12日20:15分から放送の「有吉のお金発見 突撃!カネオくん」ではコーヒーのお金の秘密について取り上げられています!
内容としては、新世代コーヒー店や特徴的なコーヒー店などが取り上げられたりと、コーヒーについてのかなり面白い内容のようです。
そんな中、一杯数千円の「超高級」コーヒーがなんと、ゾウのフンから作られるとのことで、この内容について先取りというかたちで迫ってみたいと思います。
ゾウのフンコーヒーについての内容はもちろん、味や口コミ、ゾウ以外の動物のフンで作るコーヒーはあるのか?というところも調べてみました!
目次
1杯数千円?象のフンから作る超高級コーヒーって何?

まず、象の糞で作るコーヒーとは?というところから見ていきましょう!
ゾウのフンで作るコーヒーのことを「ブラックアイボリーコーヒー」と呼ばれることもあり、タイなどの国ではメジャーで割と人気のあるコーヒーなのだとか。
何もそこら中にいる象のフンをコーヒーにぶっ込む、というような作り方ではないのでご安心を。笑
牛にも「牛肉になる牛」「牛乳を採る牛」と分かれているようにゾウもコーヒーを作るためのゾウがいるんです。
それはタイ北部の象保護センターで栽培を行っており、30頭以上のゾウが毎日コーヒー豆を食べて、消化の過程で発酵させ、糞として排出した豆を加工してコーヒー豆とされています。
更に詳しく豆が作られる過程を調べてみました。
ゾウにはコーヒー豆のもととなるコーヒーチェリーとともに、バナナや米なども一緒に餌として与えられます。
それを食べたゾウは15~70時間ほどで消化、フンとして体外に排出されます。
そのフンを手作業でコーヒー豆とフンに選別し、何度も水洗いした後、4日ほど乾燥、焙煎してコーヒー豆が作られます。
割と壮大で複雑ですが、このようにして作られているんですね。
動物のフンなのになぜ高級?理由を大調査!

さて、象のフンで作るコーヒーについて、そして作り方などを見てきたのですが、一体なんでここまで高級なのでしょうか。
高級と言えど、どのくらいの値段なのかを先にお伝えしておきます。
日本でも喫茶店によっては飲むことが出来るようですが、その値段は1杯5,000円以上するのだそうです。
高いところでは8,000円という価格のところもあるのだとか。
普通だとコーヒーをお店で飲むなら、1杯500~1,000円ほどのものが多いと思うのですが、それを遥かに上回る価格は驚愕ですね。
値段について見てみたところで、その「なぜ?」という部分について迫ってみましょう。
まず、ゾウのフンでコーヒー豆を作っているのはタイだけのようです。
確かに、ゾウがいる地域も限られていますし、その数は先程も紹介したように30体以上。
恐らく収穫される豆の量も少ないので、これだけでも高級な理由がわかります。
さらにゾウ自体が飼育が大変、フンとして排出された後の作業もかなり大変なようですし、手間などを考えれば、この価格帯に落ち着くんですね。
味については後ほど詳しく紹介するのですが、美味しいと話題のようで、世界中に売られいること、タイの会社以外に競合がいないことなども価格が高い理由です。
日本でも扱っているところがかなり少ないようなので、出会えたら本当にラッキーでしょう!
象のフンコーヒーは美味しい!味の口コミや評判は?

ここからはゾウのフンコーヒーの味について見ていきましょう!
美味しい!とは先程紹介したのですが、実際に口コミや評判なども紹介していきます。
ゾウの分から作るコーヒーは臭いも付いて臭いのでは?とも思いがちですが、かなり美味しく、飲みやすいそうです、
その理由は科学的にも根拠があるようで、消化の過程が大きく関係しているようです。
ゾウがコーヒー豆を食べると、消化の過程で消化酵素がコーヒーの苦味成分と言われるタンパク質を分解し、苦味が取れたコーヒー豆ができます。
さらに発酵の過程では一緒に食べたバナナなどの食べ物の香りがコーヒー豆に移り、フルーティーな風味も加わるのだとか。
このため、苦味がなく、フルーティーでなめらかなコーヒーに仕上がるのだそうです。
実際に飲んだ人の感想としては、チョコレートやキャラメルのような風味も感じられたとのことで、苦味も一切なかったようですね。
苦味が亡くなるとコーヒーとして成り立たない!と思われがちですが、飲んでみるとそんなことは全く頭の中から消えるほど美味しいらしいですよ。
コーヒーの苦味が苦手だという人には、苦味がまったくないコーヒーで美味しいとなれば、機会があれば飲んでみる価値はありますよね。
象のフンコーヒーは通販で買える?価格は?
象のフンで作られるコーヒーは、喫茶店でも珍しいと紹介しました。
では、通販サイトではどうでしょう。
コーヒー豆は「楽天」などの通販では購入できるのでしょうか。
調べてみたところ、楽天では取り扱っていないようでした。
しかしAmazonでは、数は少ないものの取り扱ってはいるようです。
といっても価格は35gで10,990円。
35gというと、コーヒー3杯分くらいでしょうか。
お店で飲むブラックアイボリーが1杯5,000円以上なのと比較すると、安いようにも思えますが、それでも破格。
別のところでは、「タイポーター」というサイトで同じく35g入りのものが販売されていました。
- 35g 1個 13,800円
- 35g 2個セット 26,800円
- 35g 4個セット 49,800円
こちらは1個だとAmazonより3,000円ほど高かったですが、タイの商品に関する通販サイトのようで、安心感はあります。
どちらにせよ「超高級」コーヒーであることは間違いないですね。
気になる方は、試してみても良いのではないでしょうか。
象のフンだけ?他の動物のフンで作るコーヒーはある?

ここまで見ると、ゾウのフンで作られるコーヒー豆以外にもなるのかと気になるところではあります。
実際に調べてみると、なんと世界には他の動物でもコーヒーを栽培している国がありました。
3つほど見つけたので、それについて紹介していきます。
まず、インドネシアではジャコウネコのフンから作られる「コピ・ルアク」というコーヒーがあるようです。
これは、ゾウのフンから作る方法と同じ方法で、体内で発酵した豆が独特の香りと風味を持ち、さらにカフェインの量も半分ほどになり、スッキリとした味みたいです。
次にアフリカではサルから収穫される「モンキーコーヒー」があるようです。
アフリカのモンキーコーヒーも同じくフンから収穫されるのですが、台湾で作られるモンキーコーヒーはフンではなく、タイワンザルに豆を食べさせ、その豆を吐き出したものを集めて作るようです。
このような作り方の違いも同じ動物でもあるようで、味にも影響を与えるのでしょうか。
これもコピ・ルアクとは一味違う風味を感じることができます。
最後はベトナムのタヌキのフンから作る「タヌキコーヒー」を紹介します。
タヌキコーヒーが生まれたのは、コーヒー豆農家に現れたタヌキが普通に出荷するはずだった出荷前の完熟豆をすべて食べてしまったことが始まりです。
これには落胆した農家の方でしたが、タヌキのフンから見つかったコーヒー豆を洗って飲んでみたところ、今までに味わうことのなかった美味しさだったということが始まりでした。
このように各地の動物から作られるコーヒー豆は、トラブルなどがきっかけで生まれているものもあることがわかりました。
「フンに混じったコーヒー豆を洗って飲んでみよう」という発想が、凄いことは気になりますが。笑
是非お店などで、動物のフンから作られるコーヒーを見かけることがあれば、是非飲んでみてください。
その他、動物のフンから作るコーヒーでなくとも、特徴的なコーヒー店や家でコーヒーを淹れる際の美味しい入れ方について、「有吉のお金発見 突撃!カネオくん」では紹介されるようなので、気になる方はご覧ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。