サトシ・ソウザ選手やクレベル・コイケ選手を筆頭に、現在ブレイク中のボンサイ柔術。
その強さと言えば、やはり柔術による一本の決定力。
寝技に持ち込めんでしまえば主導権を握り、極めに行ける技術を持っています。
そのため、ストライカー傾向の選手は寝技を十分に警戒し、なるべく立ち技で勝負ができるように作戦を組むことになります。
そんな中、ボンサイ柔術のメンバーへ対立ち技の立ち回りについて伝授し、勝利へ導く立役者が存在することをご存知でしょうか?
そんな自身も現役格闘家でありながら、ボンサイ柔術ブレイクの立役者でもある「鈴木博昭」選手を紹介したいと思います。
目次
鈴木博昭のWiki風プロフィール
まずは格闘家としての博昭選手についてまとめます。
wiki的プロフィール
名前;鈴木 博昭(すずき ひろあき)
出身;愛知県豊橋市
誕生日;1984年12月6日(37歳)
身長;167cm
体重;65~70kg
階級;SB・・・ライト級、スーパーライト級
MMA・・・フェザー級
通称;SBの怪物君
総合キラー
格闘家としてのきっかけ
博昭選手の格闘家人生は空手から始まったそうです。
格闘技にはまり込んだ博昭選手は、なんと高校を中退して道場へ住み込むことを決断します。
この時点で格闘技で食べていくことを決意していたのでしょうか?
普通の高校生では自身があっても中々できる決断では無いですよね。
シュートボクサーとしてプロデビュー
2008年 第2回全日本アマチュアシュートボクシング選手権東京大会・中量級(67kg以下)にて優勝を果たし、プロ昇格を果たします。
ここから博昭選手は、シュートボクサーとして華々しい実績を残していきます。
戦績としては、36勝9敗。
獲得タイトルは以下となります。
初代SB日本ライト級王座
第9第日本スーパーライト級王座
初代世界スーパーライト級王座
また、その見るからに鍛え抜かれた身体から生まれる超絶的な身体能力から、”SBの怪物くん”との通称で呼ばれることに。
もう一つの通称である”MMA(総合)キラー”は有名なMMAファイター達をSBのリングで屠ってきたことが由来だそうです。
2018年から戦場をONE fighting Championshipへ移し、好成績を残しています。
ボンサイ柔術との関わりは?
シュートボクサーとして、華々しい道を歩んだ博昭選手。
一体どのような経緯でボンサイ柔術と関わりを持ったのでしょうか?
ジム設営します
博昭選手は、2019年よりBELLWOOD GYMというジムを、自身の出身地である愛知県豊橋市に設立します。
そして今なお現役選手でもあります。
なので、ファイター+インストラクター+経営者という複数の肩書のもと、活動していることになります。
凄い大変そうですが、かなり稼いでそうですね。
そしてこのジムに、ボンサイ柔術のメンバーが立ち技を学びに来ているそうです。
クレベル・コイケ選手に伝授した”対朝倉 未来選手への秘策”
博昭選手が伝授した立ち技が見事にハマった事例があります。
それは2021/6/13 東京ドームにて行われたRIZIN28の朝倉 未来選手vsクレベル・コイケ選手の対戦で確認することができます。
博昭選手は、未来選手がクレベル選手のテイクダウンを防ぐのに注力して組み付くことを先読みし、その時にエルボーを入れる術をクレベル選手に伝授します。
特訓のため、クレベル選手がパンチやキックの練習を催促するもすべて拒否され、試合前の一か月は肘の練習を徹底していたそうです。
そしてこの予見が見事にハマります。
1ラウンド目こそ未来選手の優性で試合が展開されますが、博昭選手の予想通り、クレベル選手のテイクダウンを警戒して組み付く場面が2ラウンド目に訪れます。
作戦通りに、クレベル選手は肘を繰り出し未来選手の顔面を捉えます。
試合後の未来選手の顔を観るに、相当なダメージが入っていそうです。
このダメージがあってか、得意の三角締めを決めて見事に勝利します。
博昭選手がボンサイ柔術ブレイクの立役者となったシーンだったかと思います。
RIZINでMMAデビュー!今後の展望は?
インストラクターとしての技能も十分に発揮しつつも、未だ現役を続けている博昭選手。
メディアに多く露出することになるのは、この格闘家としての博昭選手でしょう。
色々な側面を持つ博昭選手の、格闘家としての今後の展望を予想してみましょう。
37歳でMMAデビュー
今までシュートボクシングで実績を作ってきた博昭選手ですが、MMAにも興味があったようです。
ONE fighting Championshipとの契約が切れたことを機に、MMAへ転向することになります。
MMAデビュー戦となったRIZIN LANDMARK vol.1では、奥田 啓介選手と対戦し、見事1ラウンドTKOで勝利します。
直近の試合は、大晦日に”裏メイン”や”ガンギマリMMA”との前評判であった萩原 恭平選手との対戦です。
試合こそは判定敗けを喫しますが、MMA選手としての経験が浅いまでも萩原選手に食らいついていました。
このままMMAファイターとしての経験を積む中で、個人的に一番期待しているのは、ボンサイ柔術との繋がりです。
上述の通り、立ち技の技術をボンサイメンバーに教授し、寝技については逆に教えてもらう関係にあると考えられます。
立ち技はシュートボクシングで既に洗練されている博昭選手。
さらにボンサイ柔術の寝技を習得することができれば、37歳からのMMA王座もあり得るのでは無いでしょうか?
今後の活躍に期待です。