顔良し!蹴り良し!強さ良し!
先輩にも平然と毒付くビッグマウスで挑発、大胆不敵さと負けん気の強さが魅力で、WWEを経てさらに尖ったスタイルとなったKENTA選手!
そんなKENTA選手の代名詞といえば蹴り技の強さですね!決して大きな体格ではありませんが、自分より大きな選手にも立ち向かって強烈な蹴りで数々の強敵をなぎ倒し、いや、蹴り倒してきました!
KENTA選手の蹴り技の強さの秘密は?また大バッシングを受けている理由は何故?
今回はKENTA選手を深掘りしていきます!
まずは経歴やプロフィールからどうぞ!
目次
KENTAのwiki的プロフィール!
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KENTAのWiki的プロフィール!
本名:小林 健太(こばやし けんた)
出身地:埼玉県 草加市
誕生日:1981年3月12日
身長:174cm
体重:85Kg
趣味:相撲観戦
修徳高校時代は野球に打ち込みつつ、その頃にプロレスゲームにハマり、プロレスラーという職業に興味をもちました。そして高校在学中に、日本アームレスリング連盟会長・遠藤光男さんが主宰するエンドウズジムに入会します。これがキッカケで高校卒業後はプロレスラーになると決めていました。
会長の旧知の小橋建太選手宛に履歴書を送ると、「一般公募オーディションに参加するように」と返事があったそうです。
1999年、全日本プロレスが初めて行った一般公募オーディションに参加し、合格します。
2000年3月11日、後楽園ホールでのバトルロイヤルでプレ・デビューします。合格者7名の中で唯一、KENTA選手だけがデビューしました。この時のリングネームは本名の小林健太でした。
デビュー直後の2000年6月16日、三沢光晴選手が中心となり全日本プロレスから分離し旗揚げされたプロレスリング・ノアに移籍します。ここで、プロレスデビューのきっかけとなった小橋選手の付き人となり、約4年間行動を共にしました。
2002年頃、積み重ねてきたキックボクシングを取り入れ、蹴りを軸にしたハードヒットのスタイルにチェンジをしたことで、頭角をあらわしてきました。この頃にリングネームも現在の「KENTA」へ改名します。
2005年にGHCジュニアヘビー級王者となると、翌年には丸藤正道選手の持つGHCヘビー級王座に挑戦します。惜しくも敗れましたが、この試合でプロレス大賞の年間最高試合賞を獲得しています。
その後はヘビーとジュニアの垣根を越え、2013年にはGHCヘビー級王座を初戴冠しました。
2014年7月12日、WWE大阪公演にハルク・ホーガンからの紹介で登場し、リング上にてWWEとの公開契約を行いました。9月12日、NXT・Takeover Fatal 4 Wayにてヒデオ・イタミのリングネームで活動することを発表しました。
2019年1月にWWEを退団しましたが、6月9日、新日本プロレスの大阪大会に突如として来場します。そして夏のG1クライマックス参戦を表明し、現在は新日本プロレスを席巻しています。
KENTAの代表的な技の紹介!
それではKENTA選手の代表的な蹴り技のご紹介です!
ブサイクへの膝蹴り
KENTA選手の代名詞ともいえるこの技は通常の膝蹴りとは違ってプロレス風にアレンジされています。最初はブサイクではなく相手選手の名前だったそうです。
打撃のコンビネーションから相手をロープに振り、戻ってきたところを顔面に目掛けて飛び上がって膝蹴り一閃!このとき膝を折り畳み、己の体を反るようにして直線的に突き上げるのがジャンピング・ニーパットとは異なる点です。
現在は繋ぎ技として使用していますが、その切れ味は健在ですね!
Go 2 Sleep(ゴー・トゥー・スリープ)
こちらは現在のフィニッシュムーブです!相手をうつ伏せの状態で両肩に担ぎ上げて、自分の正面に落下させたところに合わせて、膝を突き上げて顔面などにぶち当てる強烈な蹴り技。相手の後頭部に膝を合わせる「裏Go 2 Sleep」もあります。
蹴りを得意とするKENTA選手の、特に重宝している必殺技ですから、それは破壊力抜群ですね!
こちらはブサイクへの膝蹴り→Go 2 Sleepへの必殺技の流れです!
動画でご覧下さい!!
まさに、強烈の一言です!
KENTAの蹴り技の強さの秘密は?
KENTA選手の代名詞といえば蹴り技ですが、その強さの秘密はどこにあるのでしょうか?
新人時代は特に目立っておらず、ジュニアヘビー級らしく飛び技主体のスタイルで戦っていました。
しかしその路線には天才と呼ばれる丸藤選手が君臨していたため、いま一つ目立ちませんでした。さらに、その頃練習生であった後輩の鈴木鼓太郎選手が、自分が出来ない跳び技を軽々やってみせたことから、自分のスタイルに迷いが出てきます。
そこで小橋選手に師事しトレーニングに励み、スタイルもパワーを強調したものにチェンジします。小橋選手といえば、全日本プロレス時代に三冠王者に輝き、プロレスリング・ノアではGHCヘビー級王座を13度防衛をし、絶対王者と呼ばれた剛腕です。全てをなぎ倒す強烈なラリアットが有名です!小橋選手に師事することで、パワーを身につけました!
これが、まずは蹴りの強さその1です!
蹴りの強さその2
キックボクシングジムでキックを猛練習!
普段のプロレスの練習に加え、キックボクシングジムに通い、ここで芯を捉える事を習得しました。蹴りは芯をはずすとダメージが加えれないので、ポイントでとらえないといけません。
さらに強い蹴りを打つには体重移動と体幹の回旋を使い足をムチの様に使い相手に当てます。ムエタイ選手のように体は細くても、上手く足にエネルギーをもっていくと強い蹴りが打てます。
蹴りの強さその3
空手家・青柳政司館長から蹴りの極意を学ぶ!
青柳館長といえば空手道場・国際空手拳法連盟「誠心会館」の館長であり、プロレスへ参戦したことでも知られ、数多くの団体を渡り歩いた選手です。
空手で蹴り技を強くするために、蹴りの練習をする、蹴るのに必要な筋肉をつける、移動稽古や基本稽古などの練習をしました。空手の蹴りの強さは全身のバランスがともなって生まれます。
- 小橋選手仕込みのパワフルさ
- キックボクシングの猛練習で得た体重移動と体幹、しなやかでシャープなキック力
- 青柳館長から学んだ空手の極意
この3つが合わさった結果、KENTA選手は足が太くなりました!
こちらは昔のKENTA選手です。
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かなり細いイメージですね。
それでは、現在のKENTA選手と他の選手と比べてみましょう!
左は新日本プロレスの王者オカダ・カズチカ選手。並ぶと体格的には劣るKENTA選手ですが、足の太さはどうでしょう!変わりません、いや、むしろKENTA選手の方が太いじゃないですか!
この太い脚から繰り出される蹴りは重たく、蹴るたびに「ドゴッ!」という鈍い音が会場に響きわたります!
努力の結果、極太の足を手に入れ、今のKENTA選手の強烈な蹴りが完成しました。
KENTAが大バッシングを受けてる理由は?
現在は新日本プロレスでのリングを暴れまわっているKENTA選手ですが、ある事でファンから大バッシングを受けました。
それはIWGPインターコンチネンタル王座とIWGPヘビー級王座の二冠王の内藤哲也選手とのある事件がきっかけです。
因縁が勃発したのは2020年1月5日の東京ドーム大会。
史上初の2冠をかけたタイトル戦で内藤選手はオカダ・カズチカ選手に勝利します。初のドームのメインでの勝利を味わいながら「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」の大合唱をしている最中に、KENTA選手が乱入し、記念すべきセレモニーをぶち壊し、タイトルマッチの要求をしました。
ドーム2連戦の盛大なエンディングをまさかの乱入でぶち壊したことで、KENTA選手は大バッシングを受けました。
勝利しロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンのユニット名をファンとともに叫ぶという内藤選手のお約束を、最後の最後で妨害したのはもちろんですが、KENTA選手は当日、自身の保持するNEVER無差別級王座から陥落していました。「試合に勝ってならともかく、負けた選手が最高峰に挑戦?」 それだけに、“否”が絶対多数の賛否両論が起きたのも、ファンには当然の反応でした。その結果が大ブーイングになったのです。
しかも、KENTA選手がNEVER王座を戴冠したのは日本ではなく海外、英国での出来事でした。国内で2度の防衛を果たしてはいますが、日本人でベルト奪取の瞬間を目撃した人数は少ないはずです。KENTA選手にファンは王者の実感をあまり持てなかったというのが正直なところでしょうか。
ですが、乱入した勇気を買う声もあります。乱入された内藤選手もこのように語っています。
「挑戦者としてどうなんだ、ってのはあったよ。東京ドームで負けておいて、乱入1発で伝説つくった2本のベルトに簡単に挑戦できるのかって。でも、おれ言ってるじゃん。思っていることは口に出さなきゃ、伝わんないんだよ。そういう意味じゃ、KENTA選手以外に(挑戦者に)ふさわしい選手はいなかったのかもしれないですね。他の新日本の選手は危機感をもったほうがいいよ。大バッシングを浴びても行動に出る。素晴らしいことだと思うよ」
引用:https://www.nikkansports.com/battle/news/202002090001193.html
あれだけの行動に踏み切るには相当の覚悟が必要です!それを実行に移したのです!挑戦資格の有無は別として、KENTA選手にしか浮かばなかった発想であり、彼にしかできなかったことなのかもしれません!
KENTAのまとめ!
いかがでしょうか?
数々の団体を渡り歩き、どの団体でも中心選手として、台風の目のような存在感を放つKENTA選手。
最近ではビッグマウスや、悪行で取り上げられることもありますが、それは誰もが実力を認めているという証拠でもあると思います。
自分より大きな選手を、これからも蹴って蹴って、蹴りまくる活躍を今後も期待しています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。