映画公開時も大注目を浴びた新海誠監督の映画「天気の子」。
1年半の時を経て2021年1月3日21時から地上波で放送されることが決定しています。
天気の子が公開される3年前に公開された映画「君の名は。」の大ヒットが「天気の子」についても大きく注目された1つの理由でしょう。
そこで、この2つの映画のストーリーや評判などから、どっちが面白いの?次の作品の予定は?などといった部分に迫っていきたいと思います!
目次
君の名はのストーリーや興行収入は?評判はどう?
まず、2016年8月26日に公開され、社会現象にもなった「君の名は。」についてストーリーの紹介、興行収入や評判について調べてみました。
君の名は。の興行収入は250.3億円となっており、日本映画の中では5位です。
新海誠監督の作品の特徴である細かい描写と、主題歌やサウンドトラックまでのすべての楽曲を担当した「RADWIMPS」のコラボということもあり、大きな注目を浴びました。
特に作品の細かい描写は実際の景色をもとに描かれており、その再現度の高さや映像の綺麗さも評判となり、2回以上映画館に足を運ぶ人も多かったです。
実際の景色の元となった場所には、映画を見た人が訪れる「聖地巡礼」も流行りました。
それでは、君の名はのストーリーについて簡単に紹介していきます。
主人公は東京に憧れる田舎暮らしの宮水三葉と、東京の街で父と暮らす高校生の立花瀧の2人。
出会ったこともない2人がある日夢の中でお互いの体が入れ替わっていることに気付きます。
入れ替わったり戻ったりを繰り返しつつも、お互いの生活を体験する2人。
しかしある日を境にその入れ替わりはなくなってしまいます。
そこで、三葉に会いに行こうと決心する瀧が三葉が住む街で待っていたのは、三葉の住む糸守は3年前に彗星が落ちたという事実。
瀧は、記憶をたどりつつどうにか彗星が落ちる前の三葉と入れ変わることに成功。
瀧が三葉の体を借りて彗星の被害を止めるために、親友たちと協力。
その数年後、三葉と瀧は偶然再会することができました。
この映画は、時系列が複雑で、三葉が生きる2013年、瀧が生きる2016年と2人の間には3年の差があります。
最初に紹介した美しい描写ももちろんですが、この当たりの複雑な設定や伏線、そして感動もあるということで映画は大ヒット、展開を知っていても楽しめる映画だと大評判でした。
天気の子のストーリーや興行収入は?評判はどう?
次に、君の名は。の3年後の2019年7月19日に「天気の子」が公開されます。
この映画も、君の名は。に続き主題歌やサウンドトラックをRADWIMPSが担当するということで前作のヒットもあり、公開前から期待されていました。
その期待通り、映画はヒットし興行収入は141.9億円。
前作には及ばないものの、日本映画のランキングでは13位に入る快挙でした。
前作同様、アニメーションの細やかな描写や音楽にも注目が集まり、こちらも2回以上映画を見る人が少なくありませんでしたね。
天気の子のあらすじについても見ていきましょう。
天気の子は2021年1月3日に地上波初放送となり、映画を見ていない人にとってはネタバレとなるかもしれません。
内容を深く知らずに放送を見たい!という方は次の見出しまでスキップしてください。
この映画の主人公は伊豆諸島で暮らす高校1年生の森嶋帆高と、晴れ女の天野陽菜。
この映画は異常気象により、長期間の雨が降っている世界の物語です。
帆高は家出をし、フェリーで東京に来て、須賀圭佑という人と出会い、編集プロダクションのアルバイトとして働き始めます。
そのなかで、帆高は「100%晴れ女」について調査をすることになります。
そこで出会ったのが実在する晴れ女の陽菜。
陽菜は祈ることで局地的に晴れを作ることができ、帆高はその能力をビジネスとして生かし「晴れ女サービス」を開始。
2人はまたたく間に有名になっていくのですが、帆高には捜索願が出されており、警察に追われることとなります。
その間も異常気象は進み、夏なのにもかかわらず雪が降るような環境に。
さらに陽菜の体が透明になっていくのです。
昔から晴れ女が人柱として犠牲になることで、異常気象が収まるとされており、陽菜は最後には消滅してしまいます。
東京はそのおかげで異常気象がなくなり、3ヶ月ぶりに晴れるのですが、帆高は陽菜を助けることを決意。
とある神社の鳥居をくぐり上空へとワープし、陽菜を助け出します。
陽菜を助けたので再び異常気象が進行し、東京の東側は水没。
陽菜を救出された後、帆高は逮捕され島に戻るのですが、大学進学と同時に再び東京に来ることとなり、そこで陽菜と再会するシーンで映画は終わります。
簡単にあらすじを紹介したのですが、天気の子ということで天気を題材としているだけあり、より新海誠監督の美しい描写を楽しむことができます。
また、4曲の主題歌が適用されているのですが、すべてのタイミングがバッチリで、見ていて本当に鳥肌が立ちます。
天気の子と君の名は、どっちが面白い?口コミは?
以上紹介してきた新海誠監督の2作品は、興行収入から見ても大ヒットした映画となったのですが、実際にはどっちのほうが面白いのでしょうか。
口コミを元に比較してみましょう。
まずは君の名は。の口コミをまとめてみました。
君の名ははドラマ感と疾走感のあるアニメーションと東京の建物や田舎の自然の描写がとにかく美しいと評判でした。
特に、後半部分のスピード感のある展開と、伏線が次々と繋がる部分には快感さえ覚えます。
高校生の物語というのもあり、若い世代には親近感もあったようで、音楽と相まって泣ける作品となっていました。
次に天気の子の口コミをまとめてみました。
天気の子についても圧倒的な映像美という部分は評価されていました。
君の名は。とは全くテイストが異なり、世界を捨てる代わりに陽菜を救うというドラマチックな展開が刺さる人も多かったようです。
内容は現実的ではなさそうに見えて、結構現実的な内容だったり。
君の名は。とは違った部分で親近感が湧くのかもしれません。
こちらも主題歌に関する評価も高く、RADWIMPSの楽曲が支持されている部分も感じ取れますね。
この2作品、テイストが全く異なることからも、どっち派?という論争になりがち。
ですが私としては、どっちが面白いのかは比べられないかなと思いました。
どちらもそれぞれの良さがあり、伝わるメッセージも全く違います。
とは言え興行収入から見ても、口コミを見ていても、君の名は。の方が良い!という人のほうが多く評価も高かった印象です。
このあたりは好みの問題ですので、こっちのほうが好き!こっちはつまらない!という決めつけ的な表現はできないですね。
天気の子と君の名は、そして次の新作はいつになる?
さて、2作品がヒットしたことにより、注目されるのが新海誠監督の次回作について。
次回作について何らかの情報があるのでしょうか。
このあたりについて少し調べてみました。
新海誠監督自身は、次回作の脚本を2020年に入ってから執筆されているようですが、当然のごとくその新作に関しての情報は全くありません。
君の名は。が彗星の墜落、天気の子では豪雨といった自然災害について焦点が当てられら物語が続いていることもあり、次回作も自然をテーマとしてメッセージを伝えるような作品が作られているのでは、という予想もあります。
時代の変化も早くなってきていますし、数年後に人々は何を思うのか、何を求めているのかを考えなくてはならず、試行錯誤されているようです。
公開時期については君の名は。が2016年、天気の子が2019年であり、どちらも夏頃の公開だった頃から、次回作は2022年の夏頃なのではないかと考えられます。
天気の子の地上波初放送時には特別エンディング映像が披露されるそうなのですが、新海誠監督はその映像の作成に一切携わっていないそうです。
新作の制作に集中しているようで、次回作が楽しみですね。
ここ2作品ともRADWIMPSが主題歌やサウンドトラックまですべての音楽を担当し、制作していることもあり、次回作も期待されています。
RADWIMPSと新海誠監督との間も縮まってきているようですし、これまでの世界観を演出するためにも必要不可欠な存在とも言えます。
どんな映画になるのか、楽しみにしていたいです。
また、天気の子の地上波初放送も楽しみに待ちましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。