大橋ボクシングジムといえば、あのモンスター「井上尚弥」の所属ジムとして有名ですよね。
ジムの会長は大橋秀行(おおはしひでゆき)。現役時代は150年に一人の天才と呼ばれた名ボクサーです。
今は名プロモーターとなった大橋会長の手がけるボクシングジムとはどこにあるのでしょう?
井上兄弟以外の所属選手は?
過去の実績や今後の展望は?
快進撃を続ける大橋ジムの成功の秘訣などなど。
大橋ボクシングジムの気になる点を色々調べてみました。
目次
大橋ボクシングジムとは?いつから?どこにあるの?
大橋ボクシングジムは大橋会長の地元、横浜にあります。
大橋会長が引退した1994年、28歳の時に立ち上げた同ジムは規模を拡大しながら3回の引越しを経て今は横浜駅から徒歩5分に。
酸素カプセルや最新のトレーニングマシンやサウナ、シャワールームなど設備をそろえた2フロアで150坪の立派なジムです。
外観には大橋会長の現役時代の巨大パネルが!!
大橋ボクシングジムはプロコースの他にも一般コースやアマチュアコース、キッズコースなど目的によって様々なコースを選択できます。
入会方法が気になる方。事前に体験も可能ですので興味のある方は一度問い合わせをしてみては??
大橋ボクシングジム所属選手の実績とは?
大橋ボクシングジムの所属選手といえば、モンスター「井上尚弥」があまりにも有名ですよね。
弟の「井上拓真」選手も一度は世界王者になった逸材。今は王者返り咲きを狙い試合を続けています。
過去には「川嶋勝重」や激闘王「八重樫東」、女子では「宮尾綾香」など、井上兄弟を含めて過去5名の世界王者を輩出。
国内でも有数の世界チャンピオンを輩出する名門ジムになりました。
その他にもロンドンオリンピックバンタム級銅メダリスト「清水聡」やアマ8冠「中垣龍汰朗」、元K-1世界チャンピオンの「武居由樹」などなど。
話題性や実績も申し分なしの大橋ジムですが、開設当初は実績よりも楽しくがモットーの運営方針でチャンピオンとは無縁だったとか。
初めて主催した興行では大橋ジムのボクサー5名全員が敗北する驚きの過去も。
しかしながらその興行を観戦していた未経験のサラリーマンが試合に感動しボクサーを目指して大橋ジムに入門することに。
そのジム生が後の世界チャンピオン「川嶋勝重」だったんです。
ジムとして屈辱の1日が世界チャンピオン輩出のきっかけになるなんて運命的ですね!
そこから順調にジムとして実績を出し続けることでどんどん有望な選手が入門するようになり、新たな実績を作ってくれるようになる。
いいスパイラルに入った大橋ジムは井上兄弟に憧れて入門したいジム生で今日も溢れています。
プロモーター大橋の仕事、育成方針とは?
プロモーターとして、ジムの会長としての最大の仕事は「マッチメイク」にあると大橋会長はインタビューでも自著でも語っています。
自分の選手が勝てない選手と組ませるのはもちろんダメ。しかし相手が弱すぎるのもまたダメなのです。
楽に勝てる相手と試合をしても選手の経験や自信になりませんし、何よりお客様が納得しません。
相手の実績はもちろん、得意なスタイルや自分の選手との相性などを冷静に分析しマッチメイクする。会長としての最大の仕事だそうです。
ジム設立当初はマッチメイクも相手の研究も現役選手としての目線で見てしまって上手くいかなかったと回想しています。
150年に一人の天才の目線通りに試合の組み立てができる選手なんてそうそういませんもんね・・・。
また、大橋会長は所属選手の技術的なアドバイスはほとんどしないそうです。
技術は所属のトレーナーに任せて自分はメンタル的なアドバイスやサポートを心がけているそうですよ。
優秀なトレーナーに送られるエディ・タウンゼント賞を受賞した「松本好二」トレーナーをはじめ、現役を退きトレーナーに転向した「八重樫東」など、優秀なトレーナー陣がそろっていますから、安心して技術指導は任せられますね。
最先端の技術指導と細やかなメンタルケアが大橋ジム躍進の秘訣かもしれません。
大橋ジムの今後、展望は?
大橋ボクシングジムには今後が楽しみな選手が本当に大勢在籍しています。
まずはなんといってもモンスター「井上尚弥」!
バンタム級4団体制覇はボクシングファンならずとも日本人全員が注目しています!
その他、王座返り咲きを狙う「井上拓真」や、オリンピックメダリスト「清水聡」の世界挑戦も待ち遠しい。
井上尚弥も契約しているアメリカ大手プロモート会社「トップランク社」と契約している期待のホープ「平岡アンディ」。
昨年プロ入りを表明したアマ8冠「中垣龍汰朗」。
元K-1世界王者「武居由樹」。
あげ始めたらキリがないくらい注目選手が揃っています。
武居選手と中垣選手は激闘王「八重樫東」トレーナーが指導している点も注目ですよね。
注目選手たちの動向はもちろんですが、大橋ジムにはもう一つ、大橋会長が力を注いでいる点があります。
それは「ボクシング界全体の発展」
業界全体の底上げの為に、「キッズボクシング」と「エアーボクシング」の普及に努めています。
子どもがやらないスポーツは発展しないとの考えからキッズボクシングの大会も定期的に主催。ボクシングを親子で始めて楽しむケースも増えてきました。
「エアーボクシング」は直接コンタクトしない相手とリングに入って向き合いながら行うシャドーボクシング。
子どもや女性、シニアまで多くの方が安全にボクシングを楽しめるようになりました。
こうした活動がプロにはならなくてもボクシングファンを作ることにつながり、業界全体の発展に。
所属選手たちの活躍とボクシング界の未来を作っていく大橋ボクシングジムに今後も目が離せません!