4大タイトルの内2団体で日本人王者を抱えるボクシングのライトフライ級。
先日も元ミニマム級4団体制覇王者、「高山勝成」選手がWBO王者の「エルウィン・ソト」に挑戦。
早すぎる?レフリーストップにより惜しくも王者奪還はならずでしたが、ストップ直後の高速シャドーボクシングはまだまだやれる!と言わんばかり。
ラスベガスのボクシングファンの心をつかみました。
48.99キログラム以下で争われるライトフライ級は2番目に体重の軽い階級。
過去に多くの日本人王者がいる階級です。
現在は4団体の内2団体は日本人がチャンピオンです。
統一戦が盛り上がる現在のボクシング業界。ライトフライ級も例外ではありません。
今の4団体のチャンピオンとは?
気になる日本人王者の動向は?
統一戦の予定はある?
過去の日本人王者たちは?
ライトフライ級の現在と過去、今後の予定について調べてみました。
目次
日本人には馴染みの階級?過去の日本人チャンピオンは誰?
48.99キログラム以下で争われるライトフライ級はアジア圏が中心。日本でも過去に多くの世界チャンピオンを輩出しています。
日本歴代最多連続防衛記録のレジェンド「具志堅用高」や今はタレント活動、ユーチューバーとして大人気の「渡嘉敷勝男」もライトフライ級。
その他にも激闘王「八重樫東」、WBA、IBFを統一した「田口良一」、難波の闘拳「亀田興毅」などなど、実力・人気を兼ね備えた名チャンピオンたちが大勢いました。
その後階級を上げて現在も活躍中なのは、モンスター「井上尚弥」や日本初の4階級制覇王者「井岡一翔」、世界最速3階級制覇の「田中恒成」
日本のボクシング界を引っ張る名選手たちも過去にライトフライ級で世界チャンピオンになっています。
世界では比較的小柄な日本人が活躍しやすいこともあるのでしょうか。最近では才能豊かな若いボクサーが体の出来上がる前に適正階級として節制しながらリングに上がるイメージがありますね。
これからも日本のボクシングファンとしては注目選手が出てくること間違いなし!
要注目の階級です。
ライトフライ級には現役日本人チャンピオンが2人も?この2人を応援しよう!
多くの名チャンピオンを輩出しているライトフライ級。
小柄な体格が多い日本人とはいえ、成人男性が50キロ以下に保つのは大変。
壮絶な減量をしながら試合をこなし、チャンピオンになるのはもちろんですが、何年間も体系をキープし防衛し続けるのが相当きついことは素人でもイメージできますよね。
それでも何年も王座に君臨し防衛を続けるチャンピオンが日本には2人もいるんです。
その人物とは・・・
「寺地拳四朗」
「京口紘人」
この2人は抜群の安定感で今年も防衛戦を勝利!
「寺地拳四朗」はWBCを8度、「京口紘人」はWBAを3度防衛中の名チャンピオンです。
年齢的にも2人ともまだ20代。これからもライトフライ級で続けていく意向を示していますから、まだまだ同階級での活躍を見せてくれるはず。
特に「寺地拳四朗」選手はかねてから「具志堅用高」さんの持つ歴代防衛記録を更新したいと語っています!
ライトフライ級の他のライバルチャンピオンは?統一戦は期待できる?
ボクシングの主要団体は4つ。WBA、WBC、WBO、IBFの内、WBAとWBCは日本人チャンピオンが王座に君臨しています。
では残りの団体WBOとIBFは誰が持っているのでしょう?今後そのチャンピオンたちと日本人チャンピオンが戦う可能性はあるのか?調べてみました。
まずはWBOのチャンピオンは先日日本の「高山勝成」選手との防衛戦を勝利で飾った「エルウィン・ソト」選手。
ボクシング大国メキシコ出身、24歳の若さで3度防衛中のチャンピオンです。
直近の防衛戦ではレフリーストップの早さだけが話題となってしまいましたが、実力は本物。
試合自体は終始ソト選手が優位に進めていました。あのまま続けていても勝っていたとの声も多かったので、本人としても残念なレフリーストップだったのではないでしょうか。
イギリスの大手プロモーション会社「マッチルーム・スポーツ」と契約しています。
WBAの京口選手も同じくマッチルーム・スポーツと契約を結んでいることから統一戦が期待される選手ですね。
京口選手も統一戦に前向きで、高山選手との試合後に付け入る隙を見つけたなんて語っています!
残りのIBFチャンピオンは「フェリックス・アルバラード」。
あの名チャンピオン「ローマン・ゴンザレス」の出身国で有名なニカラグアの32歳。
プロ通算32戦のベテランボクサー。なんと双子の弟も元WBAスーパーフェザー級のチャンピオンというボクシング一家です。
アルバラード選手は過去に「井岡一翔」選手とも試合をした経験がある選手(結果は井岡選手の判定勝利)で現在は2度防衛中のチャンピオン。
彼も統一戦には前向きで2019年には寺地拳四朗選手と統一戦も決まっていました。
残念ながらその当時はアルバラード選手の体調不良により流れてしまいましたが、今もお互い王座を防衛中ですから再度統一戦がいつ決まってもおかしくありません。
ボクシングは所属団体を超えた統一戦が決まりにくいなんて言われていましたが、今はコロナウィルスの影響で試合数が減っている状況。
1試合でより多くのお金が動く統一戦等のビッグマッチが決まりやすくなっています。
しかも紹介した4人のチャンピオンが全員統一戦に前向きなライトフライ級はこれからがメチャクチャ注目の階級ですよ。
寺地拳四朗選手と京口紘人選手の日本人対決も実はアマチュア時代に4度対戦の過去がある因縁の対決。
まずは試合が決まりそうな京口VSソト、寺地VSアルバラードで統一戦。
その後4団体をかけて日本人同士の対決!なんてことになったら・・・。
想像するだけでワクワクが止まりませんね!!
いかがでしたでしょうか。
大注目のボクシングライトフライ級、名選手と今後の楽しみを紹介してみました。
日本人の4団体統一王者が最短で生まれるのはこの階級かもしれませんよ。
今後の動向を見守りましょう!