格闘家の朝倉未来さんは、総合格闘技の選手としてRIZINで活躍する一方で、YouTubeの登録者200万人超えの朝倉未来チャンネルを持ち、更にはアパレルなど多方面でマルチな才能を生かし、今格闘技界で最も注目されている選手といっても過言では無いと思います。
そんな朝倉未来選手ですが、少年時代はヤンキーで少年院に入っていたということを知っている人は多いと思います。
では、何故少年に入っていたのかという理由まで詳しく知っている方は多くはいないのではないでしょうか。
そこで、今回は朝倉未来選手が少年に入っていた理由と、どこの少年院に入っていたのか、そして少年での生活がどんなものだったのかということについて紹介をしていきます。
目次
朝倉未来が少年院に入った理由は?
それでは、朝倉未来選手が少年に入っていた理由について、時系列に沿って説明をしていきたいと思います。
暴走族にリベンジのため暴走族に入る
朝倉未来選手は、暴走族相手の50対2の喧嘩でボコボコにされます。
それまでも、朝倉未来選手はタイマンの喧嘩では負けたことはなかったのですが、暴走族相手では、なかなか、タイマンに持ち込むことが難しい状況です。
「1対1の喧嘩なら俺のほうが強い!絶対にやり返してやる!」
ボコボコにされ、悔しくて仕方がない朝倉選手が考えたのが相手の暴走族と同等の大きさの暴走族に入れば、相手と同じ権力を手に入れることができ、タイマンに持ち込むことができるのではということです。
朝倉未来選手らしいといえば、らしいですよね。
こうして、朝倉未来選手は『神琉魔』(かるま)という暴走族に入りました。
入るのはどこでもよかったらしいのですが、吉田くんの知り合いが入っていたというのが理由だったみたいですね。
副総長として警察と対峙、警察に目を付けられる
朝倉未来選手の喧嘩の強さは暴走族界隈でも知れ渡るようになり、暴力団にも気に入られるほどになっていたそうです。
この当時、朝倉未来選手の喧嘩の強さや求心力から総長になってくれという声もあったようですが、余計な人間関係を煩わしいと考え、喧嘩さえできればそれでいいという考えから副総長を努めたということらしいですね。
朝倉未来選手は暴走族で走る時は、ケツモチを担当していたそうです。
爆音を出しながら、暴走族の最後尾に付き、警察車両の前を蛇行したりしながら妨害をしていたそうです。
警察も、通常であれば「そこの暴走族止まりなさい」というところが「朝倉!止まれ!」と名指しで呼びかけられるような状況だったらしいです。
相当なワルですよね^^;
警察に逮捕され鑑別所へ
こんな感じで毎日自由を謳歌していた朝倉選手でしたが、とうとうお縄にかかることになります。
岡くんの家にいつものように入り浸ってゲームなどをして明け方まで遊び、帰ろうとしたときに6人ぐらいの警官に囲まれたそうです。
抵抗するも、背負い投げをされて御用。
そして、鑑別所で1ヶ月過ごすことになったそうです。
ちなみに、逮捕容疑は無免許運転ということです。
少年院行きか、保護観察処分か
鑑別所では、1ヶ月の生活の中でしっかり反省をできたかどうかで、少年院に行くことになるか、保護観察処分になるのかが決まるそうです。
多くの人は、少年院には行きたくないため、人が変わったように一ヶ月「良い子」として過ごすのですが、朝倉未来選手は今まで自分がやってきたことを否定したくないということで、態度を変えるようなことはなかったそうです。
取り調べの最中も舌打ちをしたり、反抗的な態度をとっていたそうです。
朝倉未来選手はこの時には少年院に行くことを決めていたそうですね。
ただ、この様子をお母さんが見て泣いていたそうです。
朝倉未来が入っていた少年院の場所と時期は?
こうして朝倉未来選手は、愛知県瀬戸市にある瀬戸少年院に入ることになります。
瀬戸少年院は日本で3番目に設立された少年院で、初等・中等少年院が併設されているそうです。
朝倉未来選手の実家のある愛知県豊橋市からどれぐらいかかるかGoogleマップで見てみました。
豊橋駅から70kmほど離れており、高速を使って1時間20分ほどの位置にあります。
朝倉未来選手のお母様と弟の朝倉海選手は、毎月30分間の面会時間のためにこの距離を通っていたそうですから、朝倉未来選手としては頭が上がりませんよね。
朝倉未来選手は、この瀬戸少年院に16歳から18歳までの1年4ヶ月の期間収監されていたということです。
朝倉未来の少年院での生活は
朝倉未来選手の自叙伝「路上の伝説」によると、少年院での生活はとても規則正しかったそうです。
少年院での生活
7:00 起床、朝食
8:00 朝礼、合唱、ラジオ体操
9:00 勉強
12:00 昼食
13:00 生活指導、運動
17:00 夕食
18:00 自主学習
20:00 自由時間(私語禁止)
21:00 就寝
また、とても厳しく、笑うだけでもNGだとか。
うっかり笑ってしまうと生活態度に問題ありとされて、入院期間が延長になってしまったそうです。
さらに、ただ単に期間が延長されるだけではなく、集団寮から考査寮という懲罰房に移されるそうです。
この考査寮は反省用の独房で1日8時間、時計の無い部屋で座禅させられるというからキツすぎですよね。
朝倉未来選手がこの懲罰房に入れられた原因というのが面白くて、朝倉選手を笑わそうとする友達(?)が目配せをしてきて、それを見て笑ってしまったというものです。
こんな感じで6回も懲罰房に入れられ、入院期間が半年も延長になってしまったそうです。
これは精神的にもとてもキツいと思います。
ただ、こんなに厳しい少年院ですが、勉強はしっかりできたようですね。
朝倉未来選手は読書が好きで、よく本を読んだそうです。
少年院の中にもたくさんが本があり、またお母様も本を差し入れで持ってきてくれたそうですね。
朝倉未来選手の理論派的な一面は、読書をたくさんしたことによって培われたものかもしれませんね。
少年院を出るまでに高校卒業認定の勉強もしていたそうで、世界史以外は全て単位をとったそうです。
また、資格勉強もしていたそうで、危険物取扱者乙種第4類やワープロ検定の資格を取得したそうです。
しっかり勉強していますね。
朝倉未来選手が少年院に入って思ったこと
朝倉未来選手は自分が少年院に入ることになった時、お母様が自分の育て方が悪かったと泣いていたということを後になって聞いたそうです。
お母様は朝倉未来選手の行いを責めるのではなく、自分の事を責めていたということを聞いて、朝倉選手は考えを改めました。
このことは、朝倉未来選手が「しくじり先生」に出演したときに次のように話しています。
「これまではやりたいようにやってきたが、自分のやったことで親が悲しんでいる姿を見て自由を履き違えていたということに気づきました。」
「僕は自由を求めて好きなようにやってきたが、それは大切な人を悲しませる無責任な自由だった」
と反省したことを話しています。
そして、今ヤンチャをしている人へのメッセージとして「大切な人が喜んでくれる何かを見つけて全力でエネルギーを注ぎこもう!」と熱いエールを送っていました。
朝倉未来選手自身の体験での話ですので、説得力がありますよね
朝倉未来選手の少年院時代まとめ
今回は、RIZINやYouTubeで活躍中の朝倉未来選手が少年院に入っていたということについて、少年院に入った理由、少年院の場所、期間等について調査を行いました。
朝倉未来選手は少年に入っているときに、それまで自由だと思っていたことが無責任な自由だったということに気づき、今はYouTubeや格闘技を観ている人に、挑戦することの大切さや元気を与える役割を担っています。
「大切な人が喜んでくれる何かを見つけて全力でエネルギーを注ぎこもう!」
それでは最後までお読みいただきありがとうございました。